2013年10月31日木曜日

桂正和 - 『ZETMAN』作画風景

『ウイングマン』、『電影少女』、『I"s』など多数の代表作を持ち、テレビアニメ『TIGER & BUNNY』のキャラクター原案も担当した漫画家・桂正和先生のメイキング動画です。

週刊ヤングジャンプで連載している『ZETMAN』の作画風景が収められています。

再生時間は1本目が14分12秒、2本目が6分17秒です。




下描き
大まかに素早く人物・背景を描く。
顔の細かい表情は描かない。

それが終わると練り消しゴムで線を薄くする。
表情や髪の流れなど細かい部分を描き込んでいく。

ペン入れ
汚れ防止のための手袋はせず、利き手の下に紙を置いている。
髪の毛は丸ペンで作業。
描きやすい方向に原稿を回転しながら作画。
人間のポーズを参考にする場合もあるが、大体は頭のイメージだけで作業。

絵の情報量によるが下描きの作業時間は1~2時間。
今回のページぐらいだとペン入れ2時間ぐらい。
基本的に徹夜で作業しない。

ネーム
話の展開は普段からぼんやり考えていたりする。
ただ、メモは取らない。
原稿の段階で展開を変える場合も。
本筋と関係のないキャラが重要な役どころになったりすることもある。
話がわかりづらい所は単行本を出す時に加筆。




スタッフによる背景の下描き作業。
定規代わりに、両端に平ゴムをつけたガラス棒(理科の実験で撹拌する時使うやつに似てる)を使用している。
回転できるから、平行線を引きやすいのだろう。
良いアイディアだ。

ビルにグラデーショントーンを貼りつける。
重ね貼りして削ることで質感を出す。
使用しているトーンは『IC SCREEN youth Y-1237』。


関連リンク
桂正和公式サイト~K2R村~
smangachannel - 集英社マンガネットチャンネル

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